
■VWがフラクンクフルトショーで発表したコンセプトカー、「up!」。シティ・コミューターのコンセプトカー。リリースにもあるように、「このクルマのエンジンはかつてのビートルが搭載していたフラット4と同じ場所で鼓動している」。
■風の噂で聞いた話だけど、Dr.ピエヒには今でも夢(いや、コンプレックスかな)があるのだという。フェルディナンド・ポルシェの孫であり、数々の功績を経て現在VWの会長(およびポルシェの大株主)を務める氏。もはや欲しいものは何もない、と思えるのだが、実はDr.ピエヒにはどうしても欲しいもの(=夢かコンプレックス)があるらしい。
■巨額の富も名誉も得たDr.ピエヒだが、彼がどうしても手に入れてないものが2つあるとか。1つは自分の名前にポルシェという名前がないこと(もっともこれは大株主である時点で手中も同然にも思えるが…)。そしてもう1つは、ビートルやゴルフに匹敵するような傑作をオリジナルとしては生み出していないこと、である。
■その昔、初代ゴルフ登場の以前、ポルシェに在籍した氏はVWのために、EA266というRRの小型車を設計した。しかしそのクルマは高コスト、整備性の悪さを理由にボツとなり、FFの初代ゴルフが生まれたわけだ。
■Dr.ピエヒは数々の功績を残す一方で、ビートルやゴルフに匹敵する、新たな時代のスタンダードを作りたい…と常に思っていた(に違いない)。そしてそのクルマが世に送り出され、世界中に広まることこそが、氏の夢(もしくはコンプレックス)をかなえることなのだろうと思う。
■果たしてup!がそれ、だとは言い切れない。が、そこに僕は風の噂で聞いたDr.ピエヒの話を思い出した。いや、ほんとあくまでも噂話であって、僕の個人的な推測ですから。ホント。