
■ご存じの方も多いと思うが、本日ホンダのF1記者会見において、シビック・タイプRプロトタイプが今週末のF1GPでオフィシャルカーとして登場することが発表された。以下にリリースを添付してあるので、ご興味のある方はご覧ください。
ホンダのリリース
■同時にプレスルームには、シビックタイプRプロトタイプ(こちらは市販版といえる)の写真も数点がアップされた。まずは一枚。

■僕は今日このシビックタイプRプロトタイプのオフィシャルカーを見るために(F1の会見も見ろよ…といわれそうですが)会場に行ってきたのだった。
■会場に置かれていたのは実車ではなくモックアップ。だがとても良くできたもので例えば装着タイヤはBSのポテンザRE070の225/40R18(おそらく専用サイズ)といった具合だ。

■ご存じのように僕は先週金曜日までパリにいて、パリショーにおいて発表された欧州仕様のシビックタイプRを見てきている。それからわずか1週間も経たぬうちに、日本仕様のシビックタイプRを見ることになったわけだ。もっとも今日この日に日本仕様のタイプRが登場することは以前から噂として囁かれていたため、僕も今日はF1会見に出かけていったわけだが…。

■現場で見たクルマはオフィシャルカー仕様となっているだけに、タイプR独特の潔さはやや希薄だった。ただそれでもいろいろと面白い発見はできた。そのうち興味深かったのはまず上の写真。リアウイングの中央部分が黒くなっていること。もしかしたらカーボンなどが与えられているのだろうか? また以下の写真でも分かるように、タイプRとしては初めて立体的なタイプRのエンブレムが与えられたこと。これまでのタイプRを振り返っても前例がない。これまではデカールで示されていたものが、ついに立体になった。とはいえそこに深い意味があるかどうかは分からないが。

■そして以下の写真から分かるように、ブレーキにブレンボが採用されていることが分かる。

■ちなみにリリースにも記されているが、公表されているスペックは以下の通り。
【シビック TYPE R プロトタイプ(4ドア)の諸元】 エンジン : 2.0L DOHC i-VTECエンジン/最高出力:220馬力以上。寸法 : 全長4,540mm×全幅1,771mm×全高1,425mm
■さらに写真から分かるのは、外観はノーマルのシビックに対し、フロントおよびリアのバンパーを変更。また全幅がノーマルより20mm拡大されていることから前後フェンダーも別物と予測できる。そしてサイドスカートの装着およびリアウイングの付加といったところだ。またマフラーも大口径のものが与えられているのが分かる。
■さて、一通り写真と簡単な解説を済ませたところで本題といきたい。まずは以下に欧州仕様のシビックタイプRの写真を…。

■日本仕様と比べてみて、皆さんはどのような感想を持っただろうか?

■日本仕様はボディカラーもボディカラーなので、確かに正統的なタイプRに思える。ディテールやパーツに関しても確かにタイプRの流れを汲んだものといえる。しかしクルマ好きとしてどちらが胸に響くだろうか? 僕は自動車ジャーナリストとしてはもちろん、どちらも一刻も早く試したい! という気持ちはあるが、1人のクルマ好きとしては正直、欧州仕様が胸に響く。4ドアセダンと3ドアハッチバックというボディ形状の違いにおいて、やはりハッチバックの方がクルマ好きに対するアドバンテージがあるように思える。

■タイプR=クルマ好きが唸る溜まらぬ1台という風に見れば…あえてこの先には触れないが(笑)。また4ドアセダンベースだと、ディテールを詰めれば詰めるほど子供っぽさが増してしまうようにも思える。例え同じようにタイプR化しても、4ドアのそれをして「子供っぽい」と表現されるものが、3ドアならば「ヤンチャ」と好意を持って表現できるのも事実だ。
■ただ性能的には4ドアセダンの方が上となるのではないだろうか? 現時点ではエンジン出力や重量を並べて比較することができないので絶対ではないが、シャシーの資質としては4ドアセダンの方が上かも知れない。なぜならフィット用を拡大した欧州仕様に対し、4ドアは新規かつ1クラス上のプラットフォームとなるからである。
■そう考えるといろいろ複雑な想いが浮かび上がる。走りは優れていて悪いことはひとつもないからこの4ドアにも当然興味が沸くし、一方で見た目の魅力もまた捨てきれないと考えると3ドアの魅力は絶大だ。
■と、まあ、今日はこのくらいにしておきます。
■皆さんも何か想うことがあれば、ぜひ書き込んでください。