●Sクラスの威力
■今日、約1週間以上に渡って試乗したメルセデス・ベンツRクラスに別れを告げ、Sクラスに乗り換えた。今日からこれを約1週間試乗する。S350は乗り換えてすぐ、もの思わされるクルマだった。
■Sクラスはご存じのように、メルセデス・ベンツのフラッグシップ・サルーンである。ボディサイズは全長で5mを超えるし、車重も1900kgに達する。大きく、重い…運動性能を考えると、当然圧倒的に不利なディメンジョンだ。
■が、走らせ始めた瞬間から、思わず唸ってしまうほどの素晴らしい走りの世界が展開される。エアサスペンションによる極めて滑らかかつフラットな乗り味と、3.5LのV6エンジン+7速ATの抜群のフィーリング…まさに同社の最上級モデルと呼ぶに相応しい「走りの感触」がそこに満ち溢れている。
■大きさ、重さ…これらは走らせ始めた瞬間、遙か彼方へと押しやられ、そこにはひたすら優れた走行フィーリングにうっとりとしている自分がいることに気が付く。
■コーナリング時の姿勢、ステアリングを始めとする各部のタッチ&フィール…その走りはまさに、完璧と呼ぶに相応しいものだ。
■前後重量配分が…とか、ステア特性が…とか、ほとんどどうでも良くなってしまう。と同時に、このクルマでどこまでも走っていきたい…そんな気持ちにすらなってしまう。
■物理の法則さえも覆すような走り…。僕はただひたすら、Sクラスの威力に感心するほかなかったのだった。