●提案(前編)
■最近とかくホンダ関係の残念なニュースが多い。だからブログのタイトルも「…」といったものが多かった。ただ、僕が同時に想っているのは、今はまさにホンダが前向きに変革しつつある時期なのだろうということ。そこで寂しいとばかりは言ってられないので、少し提案をしてみたい。(かなり長いので注意!)
■ホンダの車種を、08年のアキュラ展開に合わせて整理してみる(もちろんこれは私案です。)
昨年のNSXに続き、インサイト、インテグラなど特徴的なモデルが次々に消滅している。これはおそらく08年といわれる日本でのアキュラ展開に合わせた車種整理と予測することもできる。では、こうした例にならって、まず現行車種を思い切って独断で整理し、将来のラインナップ予測をたててみたい。もちろんこれは私案です。
■軽自動車
軽自動車は現状で非常に評価の高いライフを主役に据えるのはもちろんだが、派生モデルであるゼストやバモスは要検討と思われる。現行ライフの思想を次期型でさらにカッコたるものとし、まずこれを主役とする。もちろんその立ち位置はワゴンRやムーブとは異なるという現在のライフの位置をより明確にするもの。これに対してゼストのようなワゴンRとムーブに対向できる商品、バモスのような軽ワンボックス対抗商品は、もう少し違った視点が必要に思える。単純にゼストをもっとワゴンRやムーブに近づけて販売台数を確保する…という道もあるが、これはホンダらしさを失うこととのバーターとなる可能性がある。その意味でもゼストはモデルチェンジでプラスαが必要。またバモスは現状で、バモスとバモスホビオがあるが、これも1モデルへの集約が望ましいのではないか? ザッツは消滅としたが、ゼストの次期型を考えた時に取り入れるべき要素はあると思える。よって、軽自動車は、
●ライフ(主役)+派生2モデルという形が望ましく思える。
■コンパクトカー
小型車はフィットが主役となることは間違いない。現在、これをベースにフィットアリア、エアウェイブ、モビリオ、モビリオスパイクなどが存在し、全モデルのトータルでかなりの台数を確保している。また海外ではこのプラットフォームをベースにシビックを作っている。こうした現状を考えると、順当なフルモデルチェンジ
でOKと見ることができる。さらにフィットのフルモデルチェンジではハイブリッドモデルがラインナップされるのでは? という予測もあるので、これを踏まえてコンパクトカーはさらなる派生モデルによる発展の可能性があるといえる。ただしホンダの現状を考えると、セダンは台数を稼ぎにくいためフィット・アリアは不要と思える。よってコンパクトカーは
●フィット(主役)、プラスαとしてのハイブリッドモデル、エアウェイブのモデルチェンジ、モビリオ/モビリオ・スパイクのモデルチェンジ、新型フィットベースの新型シビックというラインナップが順当に思える。ただ、フィットにプラスαのハイブリッドモデルが登場するならば、これを「シビック」と呼ぶのも良いと思える。つまりフィットを進化版プラットフォームとし、これをベースにハイブリッド(=シビック)、ワゴン(=エアウェイブ)、3列コンパクト(=モビリオ系)とする。
■ミドルクラス
今後を考えた時に最も難解なカテゴリーとなるのがこのミドルクラスモデルだろう。つまりアコードを中心としたラインナップのことである。現状では、アコード/アコード・ユーロR/アコード・ワゴン/インスパイア、そして新型シビック・セダンなどが上げられる。だが販売の現状を見るとセダンは見事に売れていない。そう考えると、ホンダのラインナップに不要ともいえてしまう。セダンとして世に送り出すならば、アキュラ・ブランドから全く違う価値で送り出す方がまだ可能性がある。そうした辺りから、思い切って全モデルを切り捨ててしまうのも良いのかもしれない。またアコードの名前が重要であれば、ワゴンをメインモデルとして違う価値観で送り出す方が良いと思える。ただしワゴンは現状で存在感を失っているので、エアウェイブのような価値観を持ったより大きなモデルとして存在する方が良いと思える。そう考えると、アコードの名を残す場合、同じプラットフォームを用いるオデッセイをベースに、ワゴンモデルを…と考えられる。が、既にこれはかつてのアヴァンシアで実践済み(かつ失敗に終わった)となるから、やはりこのクラスは思い切ってホンダのラインナップから消滅させるのが妥当か? よってミドルクラスは
●完全消滅、もしくはアコード・ワゴンの代替え品のみ(exエアロデッキの現代版?)
■コンパクト・ミニバン&SUV
ステップワゴンとストリームは人気モデルなので、この2台はそのまま次期モデルとなって妥当だろう。また同じクラスのSUVとしてCR-Vも存在するため盤石。このプラットフォームは現行のシビック/インテグラの派生版としての流れを汲んでいた。そう考えるとホンダは一時代前にはシビックを中心に派生モデルのフォーメーションを完成させたわけだが、シビック、インテグラが震わない今、多くのモデルを派生させるのはフィットクラスに任せ、こちらはそれより上のサイズのミニバン&SUV群を形成する方が良いと思える。もちろん中間サイズのモデル群は先に記したステップワゴン、ストリーム、CR-Vのフォーメーション。余力があるならここにチャレンジの意味を持つモデルを追加するのも手のように思える。よってコンパクト・ミニバン系は、
●ステップワゴン、ストリーム、CR-V、そしてプラスα(SUV?)
■ミドルクラス・ミニバン
オデッセイとエリシオンは当然そのまま継続が良い。特にオデッセイは、ホンダブランドのフラッグシップとした方が良いと思える。もしくはエリシオンをフルモデルチェンジで進化させて、こちらをホンダのフラッグシップモデル=グランド・オデッセイとするのも手ではないだろうか? またひとつ下のクラスでは、ステップワゴン、ストリーム、CR-Vという背高、スタイリッシュ、SUVという序列が見事に出来上がっているため、ここにもMDX相当が欲しいところだが、アキュラブランドとの兼ね合いを考えるとそちらに譲った方が得策に思える。つまり、ミドルクラス・ミニバン系は
●オデッセイ(フラッグシップ)、エリシオン(フラッグシップか?)という並び。
■各カテゴリーごとにフォーメーションを考えると、これこそが「ホンダ・カーズ」のラインナップとなる。つまりホンダ・カーズは、現状のホンダのイメージそのままである「コンパクト&ミニバンメーカー」色を強める。
改めてラインナップを記すと…。
★軽自動車
●ライフ、派生1、派生2(計3車種)
★コンパクトカー
●フィット(5HB)、シビック(5HBハイブリッド)、エアウェイブ(ワゴン)、モビリオ(3列)の計4車種。
★ミドルクラス
●なし、もしくはアコードワゴンの代替え品
★コンパクト・ミニバン
●ステップワゴン(ミニバン)、ストリーム(スタイリッシュ)、CR-V(SUV)、そしてプラスα(新価値モデル?)の計3~4車種。
★ミドルクラス・ミニバン
●オデッセイ(フラッグシップ)、エリシオン(フラッグシップか?)、の計2車種。
ご意見ご感想あれば、ぜひコメントください。
■ここまで書いて疲れたので、この先の私的提案はまた後ほど…。

河口まなぶ

コメント
シビック5HB 実車を見たことがないので判らないのですが数字的にはゴルフ並の大きさのようですがどうでしょう? もしそうならミドルクラスと考えてよいのではないでしょうか。
fitの1.5Lからオデッセイの2.4Lまで用意してそれこそゴルフのようなバリエーションを用意してくれれば一台でミドルクラスをまかなえると思います。 プラットフォーム的にはコンパクトクラスかもしれませんが・・・ ディーゼルターボ乗ってみたいなぁ。
Posted by: ホンダファンの本田 | 2006年04月24日 21:22
とりあえず、ココまで読んだ印象ですが。
まずアキュラの件は置いといて、今後はシビックHBか次期フィットのスポーツモデルの様な提案が無い場合、もう今後のホンダのラインナップには夢も希望も持てません。
インテグラ無き後に、かつてのCR-Xやビートの様なライトウェイトスポーツが発売されれば必買ですが、上記の様な車種構成で今後も小型スポーツ系が無い場合は、もう2度とホンダの車は買いません!
序にエアウェイブをベースに、「商用ライトバン」のパートナーも出ますが、今後のホンダ車ユーザーは「車好き」がますます減っていくばかりで、車にさほど関心の無い若者やファミリー層ばかりになるでしょう・・・。
Posted by: Bf109 | 2006年04月25日 00:57
本田さん、Bf109さん>コメントありがとうございます。
本田さん>サイズ的におっしゃる通りですが、プラットフォーム的に分けたため、そのような記述としています。ご了承くださいませ。
Bfさん>ま、あくまで私案ですから。とはいえ、この続きをお楽しみください。もちろん、スポーツ系をどうするかというのは別案で考えておりますので。
Posted by: 河口まなぶ | 2006年04月25日 01:16
私の考えるのは…
★軽自動車
●ライフ、徹底的に軽量したスポーツモデル
★コンパクトカー
●フィット、シビック(5HBハイブリッド)、エアウェイブ、モビリオの計4車種。
★ミドルクラス
●アコードユーロRのみ
★コンパクト・ミニバン
●ステップワゴン、ストリーム、HR-Vの復活版
★ミドルクラス・ミニバン
●オデッセイ、エリシオンの計2車種。
です。
どうでしょうか?一番欲しいのは、軽自動車のスポーツモデルですね。
Posted by: A31 | 2006年04月25日 20:56
河口さん、
やはりホンダは過渡期にあるのでしょうね。非効率な国内ディーラー網と縮小均衡に向かいつつある国内販売台数に対し、絶好調の北米販売。北米の顧客の嗜好と国内の顧客の嗜好の違いにホンダ自身が戸惑っているのでは無いでしょうか。
われわれが望んでいるホンダらしい車と、今後ホンダにとって成長エンジンとなるアジアの顧客のニーズがマッチしないと、日本におけるホンダカーズのラインナップが魅力的になることは無いような気がして、アジアでのホンダのブランドイメージ展開が気になっています。
欧州版シビックみたいな車は中国などではまだ受け入れられないのでしょうかねえ…。
河口さんのこの試み、大賛成です。われわれがホンダに何を望んでいるのかが良くわかっていて、ホンダというメーカーに思い入れがあり、実際にホンダのマーケティングの方、エンジニアの方と接点のある自動車評論家の河口さんが、能動的に動いてくださっているというのは素晴らしいことだと思います。受動的な自動車評論家の方は結構一杯いらっしゃいますが、自分からアクションを起こされる方はそんなにいらっしゃらないので。
上記ラインナップについてですが、やはり一番悩ましいのがセダンカテゴリーでしょうね。全体的にいって、正直ホンダカーズは「不動産屋の営業車」みたいなカテゴリーはギブアップしても良いのでは無いでしょうか。そのカテゴリーで勝負するよりも、すでにある欧州のプラットフォームを活用して、彼の地で環境性能を高く評価されているディーゼルエンジンの日本での可能性に賭けてみるなど、明らかに「トヨタと違う方向性」でなおかつ「ブランドイメージの再構築」を図るのが、国内販売を復活させる最良の方向なのかもしれません(極端な例ですが、BEAT復活版を、超高燃費+高性能+コンパクトなディーゼルエンジンで作ってしまうとか)。そうすればトヨタでいうところのプリウスのようなイメージリーダーが出来ますし。トヨタはプリウスを安く売ることで企業イメージの先行投資をしましたが、ホンダは過去の企業イメージという遺産で飯を食っている気がしてならない、今日この頃です。
駄文、長々と失礼しました。
Posted by: 紺ガエル | 2006年04月29日 09:20
My problem is that there’s nothing special online anymore. I’m searching for something very interesting and cant find anything!
Posted by: guitargod1 | 2008年04月07日 02:09
many things to discuss… But anyway I’m not going to discuss such a personal topic. Reading it is ok, but discussing it makes you look like a chatter –box and a rumor-spreader.
Posted by: Akula | 2008年04月09日 19:53